日本の古墳はなぜ巨大なのか (吉川弘文館)

松木武彦・福永伸哉・佐々木憲一編 吉川弘文館
2020年2月 A5 280頁

目次
はじめに…松木武彦/世界の先史モニュメントとその社会(エジプト古王国時代の巨大ピラミッド…近藤二郎/ユーラシア草原の大型墳墓―草原の古墳時代…林 俊雄/アンデス文明におけるモニュメントと権力生成…関 雄二/古代メソアメリカのモニュメント―象徴する世界観と王権…杉山三郎/北アメリカ先史時代のモニュメント…佐々木憲一/コラム1 中央ヨーロッパ青銅器時代・鉄器時代の墳丘モニュメント…トーマス・クノフ/英国ポスト・ローマ期の墳丘墓…ルーク・エジントン=ブラウン,サイモン・ケイナー/古代中国の皇帝陵―モニュメントとしての前漢の皇帝陵…上野祥史/コラム2 新羅における王陵の誕生と展開…咸舜燮/コラム3 先史・原史社会の墳墓モニュメント―世界的視野から見た日本の古墳…クリス・スカー)/日本の古墳は巨大なのか(古墳時代における王墓の巨大化と終焉―社会の変化とモニュメント…清家 章/人間行動とモニュメント…松本直子/古代日本の古墳築造と社会関係…福永伸哉)/おわりに…松木武彦

内容説明
古代日本に造られた16万基もの古墳。その膨大な数や500メートルにも達する傑出した規模、特異な形は、社会のしくみをいかに反映するのか。エジプト・アメリカ大陸・中国など世界各地の巨大モニュメントと比較し、日本の古墳の特質と謎に迫る。築造当時から現代までモニュメントが社会・文化・政治的に持ち続ける意味を探求し、未来への展望を示す。
(吉川弘文館HPより)
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4,180円(税込)
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