アクセサリーの考古学 (吉川弘文館)

高田貫太著 吉川弘文館
2021年4月 四六判 288頁

アクセサリーから読み解く―プロローグ

新羅・百済・大加耶のアクセサリー入門
 垂飾付耳飾り―基本のアイテム〈新羅/百済/大加耶〉
 冠―権威の象徴〈新羅/百済/大加耶〉
 飾り帯―有力者の間でひろまる〈新羅/百済/大加耶〉
 飾り履―儀礼と死者のために
 首飾り、腕輪、指輪―多彩な装い
 アクセサリーが演出するもの

社会をつなぐ―四世紀後半〜五世紀前半
 倭の金銀アクセサリーのさきがけ
 新羅と倭の兄弟龍
 新羅から倭へ派遣された高位の人物か
 大加耶の耳飾りに魅せられた人びと
 百済と倭をつなぐ
 倭系古墳に副葬された百済の冠帽と飾り履

交流と葛藤を演出する―五世紀後半
 高句麗の進攻をしめす
 新羅と加耶のはざまで
 新羅と北部九州をつなぐ
 倭のトレンドアクセサリー
 倭王権の外交の一翼を担って
 大加耶と百済のはざまで

緊迫した情勢の中で―六世紀
 キャスティングボードをにぎる
 百済と倭の蜜月な関係をしめす
 贈ったのは百済か新羅か
 朝鮮半島の前方後円墳から出土した「倭」の冠
 大加耶と新羅のひとときの交流
 耳飾りからみた「磐井の乱」
 沖ノ島に奉献された新羅の指輪
 百済と倭の官人が身に着けた耳飾り

アクセサリーがつむぐ―エピローグ

内容説明
古墳時代のさなか、日本列島では冠・耳飾り・飾り帯など貴金属のアクセサリーが流行した。新羅(しらぎ)・百済(くだら)・加耶(かや)など朝鮮半島の様々な社会から古代日本の倭へ贈られた品々には、いかなる意図が込められていたのか。発掘されたアクセサリーを紹介しながら、海を越える個人や集団の細やかなつながりや、それらを身に着けた人びとの群像を生き生きと描く。
(吉川弘文館HPより)
販売価格
1,980円(税込)
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