REKIHAKU 特集・歴史の「匂い」

A5判・並製・112頁・フルカラー

発売・編集協力 文学通信
国立歴史民俗博物館発行、年3回発行(2月、6月、10月)

CONTENTS
編集◉国立歴史民俗博物館 小倉慈司 高田貫太

REKIHAKUのコンセプト

特集 歴史の「匂い」

1
日中韓の文化のなかの「匂」・「臭」・「香」
日中韓の 「におい」・「かおり」文化
方 国花

2
それは自然の恵みに支えられた豊かな生活だったか●COLUMN
縄文の「におい」
山田康弘

3
歴史史料のなかに匂い・悪臭を感じてみる
日本古代史の匂い──天皇即位儀と環境
三宅和朗

4
愛煙家、本居宣長●COLUMN
思想のニオイ
天野真志

5
「臭気」という言説により再構成される差別
近代都市の「臭気」と差別
──スラムと部落をめぐって
吉村智博

6
生活から隔離されてゆく火葬場と消えゆく煙突●COLUMN
火葬の臭煙と煙突のゆくえ
山田慎也

7
非日常的な戦争の特異な状況とニオイは重なって記憶されていた
沖縄戦における陸軍病院壕内の「ニオイ」の再現
上地克哉

8
作家の感性ゆえに記述されたにおい
朴婉緒(パクワンソ)の小説に見る「匂い」と「復讐」
斎藤真理子

9
松井章と網野善彦の臭気をめぐる対話から●COLUMN
歴史と「匂い」
小倉慈司

特集をもっと詳しく知りたい人へ
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幸せのイワシ臭

フィールド紀行
掘る、歩く、感じる
遺跡から未来へ  
第3回(完)●古墳時代の「世界」とは?(世界へ)
松木武彦

誌上博物館 歴博のイッピン
飛鳥を象徴する石造物
須弥山石
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歴史研究フロントライン
古代ゲノムが語る新しい弥生時代人
ヤポネシアゲノム(YAPONESIAN GENOME)
藤尾慎一郎

EXHIBITION 歴博への招待状
国際企画展示「加耶―古代東アジアを生きた、ある王国の歴史―」
高田貫太

SPOTLIGHT 若手研究者たちの挑戦
近代日本における女性と美人画の関係性を探る 
山本由梨

歴史デジタルアーカイブ事始め 第5回
国立国会図書館
個人向けデジタル化資料送信サービス
橋本雄太

くらしの植物苑歳時記
特別企画「伝統の古典菊」・「冬の華・サザンカ」のご案内

博物館のある街
群馬県高崎市 群馬県立歴史博物館とその周辺
右島和夫

くらしの由来記
七五三 
小池淳一

研究のひとしずく
変わりゆく葬儀 第3回●故人を送り出す
山田慎也

海外の日本研究から
LEON DE ROSNY (1837-1914)
Un pionnier des études japonaises en France
première partie
ギヨーム・カレ

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