歴博ブックレット27 戦う村の民俗誌(福田アジオ)

17世紀初頭の近江を舞台に展開した、近隣の村との土地をめぐる戦いとその終息を区有文書を手がかりに描く。自力解決の原則から訴訟や裁判という手段による解決に村がどのように変貌していくのか。近江で長い調査経験をもつ民俗学者である著者が、注目したものは何か、そして何を言おうとしたのか。タイトルにはこれが「民俗誌」と入っているのは、これは歴史学の本ではなく、民俗学の本であるという想いが込められている。歴史や民俗に関心のある人には、必読の好著である。
型番 B-000-027
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838円(税込)
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